2015年3月15日日曜日

中国旅行 10日目 雨の杭州

上海から高速鉄道で1時間、杭州へと日帰り旅行に行って来た。

スタートからずっこけた。行きの電車を逃したのだ。杭州への鉄道が11時30分発だったので、余裕を持って11時に駅に着いた。日本の常識だと、電車の発車に30分早く着けば十分余裕だろう。しかし中国では、そうは問屋が卸さなかった。

昨日、ネットで席は確保してあったのだが、切符は持っていなかった。切符をもらうには、窓口で予約番号とパスポートを見せなければならない。しかし、窓口を見つけてみたら、10ほどある窓口のどれにも、15人くらい並んでいるのだ。皆、ここ上海から中国各地へ行く列車の切符を買っているのだ。10分くらい並んでみても、何を手こずっているのか、ほとんど進まない。この調子では半の発車に間に合いそうにない。

焦って来た。列を抜けて、いくつもあるほかの窓口を探しても、どこも閉まっている。この休日の真っ昼間、これだけ混雑しているというのに、窓口が1カ所しか開いていないなんて、窓口を作った意味がないじゃないか。もっと働け!

駅のだだっ広いロビーを歩き回っていたら、発車まで10分あまりになってしまった。駅の怠慢にしびれを切らし、もしかしたらチケットなしでも番号さえあれば乗れるかもしれないと思い、出発ロビーへと向かった。

しかし、焦りのせいか、20以上あるチェックインゲートから杭州行きを見つけられず、代わりに出発ロビーにもあった窓口に並んだ。ここは5、6人しか並んでいなかったのだ。

しかし、自分の順番が来る前に、ああ無情、発車時刻の11時半になってしまった。

予約の時点で代金を払ってあるので、77.5元(1500円くらい)をフイにしてしまったことになる。

ここで今日は諦めて宿にトボトボ帰るのも情けない。1時間後の12時半に、同じ杭州行きがあったので、それを買って杭州に行くことにした。無駄にしたのはたかが1500円、これが上海ー西安並みの長距離列車(数百元)でなかっただけいい。

中国の高速鉄道切符事情を思い知った体験だった。ちなみにこれを教訓に、帰りの上海行きのチケットは1時間半前にゲットし、1時間以上前に待合ロビーに入った。


杭州駅から地下鉄、路線バスと乗り継いで、杭州の名所・西湖の北側にある孤山に来た。西湖は、周囲15キロという湖で、周囲が整備されていたり、遊覧船が出ていたりと、上海周辺の名所だ。世界文化遺産にも登録されている。

この日の杭州の天気は、中国滞在中はじめての雨。傘をささない人もいるくらいの弱い雨だったが、列車を逃したこと、まだ昼食を食べていないことと重なって、気分もどんよりする。

杭州での最大の目的である西泠印社を訪れた。ここは100年以上の歴史を持つ、中国で最も有名な篆刻研究所だから、篆刻に関する色々な用具なり本なりを見るのを楽しみにしていた。しかし行ってみると、そこは基本的に木々が生い茂る傾斜に、小さい建物が点在するだけの場所だった。篆刻センターというよりは、庭園に近い。(京都の銀閣を少しコンパクトにした感じ。)土産物屋もあったが、予想よりこぢんまりしていて、本屋に至っては鍵がかかっていた。

湖の周遊が最大の見所であり、見所の1つ1つが離れているので、カートや自転車で移動するのが普通だろう。徒歩での移動では、限られたところしか見られない。体力もあまりなく、結局、孤山周辺しか回らなかった。

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