トニー・ラズロと友達になりたい:彼の「言語愛」エッセイを読む

2月は更新が滞っていました。ICUはまだ授業があって、ここ2週間ドドドドドと忙しい日々が続きましたので。2週間休まず走り続け、金曜日の今日はプレゼンやテストなど大きなタスクが一気に4つ終わり、やっとゆっくり記事を書けるまでになりました。

さて早速ですが、「ダーリンは外国人」を始めとして、トニー・ラズロ、小栗左多里夫妻の本は、数えてみたらたくさん読んでました。いままでに読んだのは「ダーリンは外国人」と同2、「ダーリンの頭ン中 英語と語学」と同2、「めづめづ和文化研究所 京都」、そして「ダーリンは外国人 with BABY」です。

特に「頭ン中」でトニーの語学オタクな様子を見るにつけ、彼の興味が私のと色々かぶっており、トニーとは話が合うに違いないと思っています。トニーとゆっくりディープな言語トークをしてみたいものです。さらには、彼のオタクが妻のさおりに理解されなくてかわいそうだな、とか余計なお世話まで焼いています。私の知るあらゆる人の中で、トニーが私と一番近い考え方してるんじゃないかなと思うくらいです。少なくとも言語に関して。

先日、ICUの書店でトニーのエッセイ、英語にあきたら多言語を! ~ポリグロットの真実~ [単行本] / トニー ラズロ (著); 小栗 左多里 (イラスト); アルク (刊)が並べられていて、あまりに面白そうで思わず買ってしまいました。



ポログロットとは。ギリシャ語由来で「多言語を話せる人」のこと。トニーはポリグロットで、彼の知る言語は、かじった言語も含めると両手では数えられないくらいでしょう。本書は、トニーのマルチリンガルな生活がわかるエッセイ集で、とても興味深く楽しかったです。

まず本書の一等最初の、言語そのものを愛しているのは「言語愛」と言えるけど、言語を出世とかのための道具として使う(そして好く)のは「言語愛」とは言えなくて、ごっちゃにしちゃいけない、というところを読んで、そう!その通り!よくぞ私の気持ちを言葉にしてくれた!と、心の中で、頭がもげるほど頷きました。そう、私は、言語が好きだから好きなのだ。

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