2013年5月11日土曜日

柳宗悦づくし

柳宗悦? 民芸運動とかいうやつだっけ? 高3のときセンター倫理のために暗記したわ。「柳宗悦・・・民芸」。

今、その柳宗悦(むねよし。通称そうえつ)に傾倒している。3週間前に図書館で『手仕事の日本』をふと見つけてからというもの、柳色に染まっている。今なら、最近の人生のターニングポイントはいつかと聞かれたら、今だ、と答えてもいいかもしれない。突然だが、とにかく柳宗悦一色なのだ。

柳宗悦(2009改版)『手仕事の日本』岩波文庫
手仕事の日本 (岩波文庫) [文庫] / 柳 宗悦 (著); 岩波書店 (刊)

時運もよかった。本書を読み始めた折のこと、GWに地元長野に帰るので、その機会に(授業の関係の)美術館見学に行けるなと思って松本市美術館をチェックした。そしたらなんと、まさか、「柳宗悦展」開催中だって!? わわわ。運がいいというか、世界は自分を中心に回っているに違いないと思った瞬間であった。さらに、だんだん分かってきたのだが、柳宗悦は松本民芸家具を通して松本に相当縁が深いらしい。松本市は民藝運動の一つの拠点として通っているそうだ。何たるめぐり合わせ!

というわけで、上の本を読み終え満を持して、5月5日(日)に松本市美術館と松本民芸館、そして今日11日には東京駒場の日本民藝館と、合わせて3館に行ってきた。欲張った。

まず松本市美術館、「柳宗悦展 ―暮らしへの眼差し―」だが、百聞は一見に如かず。本で読んだものを、自分の目で確かめる機会である。学ぶところ多い。そんでもってミュージアムショップの品揃えがそれはそれは良くて、購買意欲をこれでもかとくすぐるものだから困る。ショップだけでもまた行きたいのだが、残念ながら会期中にまた帰郷する時間はない。

美術館に行った足で、次はその近くの松本民芸館に「柳宗悦が育んだ 松本の民芸 ~クラフトの原点~」だ。美術館でチケットをもらって初めて分かったのだが、そこでも、柳宗悦にちなんだ展示をしていた。(実は市内の4館で民芸をテーマに共同開催していたらしい。)ラッキー!

松本民芸館入口

ここは建物だけでも一見の価値がある。美術館は何度も行ったことがあるので写真は撮っていないが、ここは初めてだったので撮った。立派な門と、雑木林の庭に囲まれた蔵造りの建物だ。私は地元にあまり詳しくないので、こんなところがあったのかと、感動した。ちなみにここ、アクセスはあまりよくない。

工芸の息づく町。GWの日曜日、松本がより好きになった。

時は流れて今日11日、駒場の日本民藝館にも行ってきた。1936年に開館した、民藝運動の本拠だ。総本山なのだ。

雨が降っていたが、行くと決めていたから行く。男に二言はない。

(懐かしき)駒場東大前駅から徒歩数分。着きました着きました。
大谷石の塀が印象的だねー。

向かいの旧柳宗悦邸(の前の門)

ここ、展示物もいいのだが、建物とか内装とか展示のケースとかも、とても雰囲気がある! ショップでは、現代の作家の工芸品も売っていた。日本民藝館、柳宗悦ら民芸運動の担い手の精神が感じられる、無二の空間だ。また将来何回も来るだろうな、そう思わせた。

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