2013年8月31日土曜日

『親子丼の丸かじり』・『深夜特急』・『紙』

東海林さだお(2002)『親子丼の丸かじり』文春文庫
親子丼の丸かじり (文春文庫) [文庫] / 東海林 さだお (著); 文藝春秋 (刊)

焼き鳥の皮が食べたくなった。

沢木耕太郎(1994)『深夜特急1』新潮文庫
深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫) [文庫] / 沢木 耕太郎 (著); 新潮社 (刊)

これも「丸かじり」シリーズ同様、チェンマイに旅行して読みたくなった本。正確には、読み返したくなった本。いま4を終えたところだ(全6冊)。

高校のとき英語の先生が紹介していて、中途半端に面白そうな4あたりだけを借りてみたら、前かがみであっという間に読んでしまった記憶がある。ノンフィクション。海外旅行が今ほど活発でなかった時代、私の倍くらいの年齢の人を、何人か世界へと突き動かしたか知れないという。

全くの偶然に、その前に読んでいた『親子丼の丸かじり』で東海林さだおが、香港で強行軍の食い倒れツアーをやったと思ったら、今度は沢木耕太郎が、これまた旅の起点の香港で、浮かされるような熱気と喧騒の中をうろついていた。時代もすこし違うだろうが、彼らの2つの香港は空気がまるで違う。「丸かじり」の香港は、お日さまサンサン、気分ルンルン。対して『深夜特急』の香港は、どんよりムンムン、喧々囂々。共通なのは、どちらも刺激的で、強く惹かれることだ。

これを読むと、私がチェンマイでいかに無難で平凡で当たり障りのない日々を過ごしたかを思い知らされる。

寿岳文章 編(1988)『日本の名随筆68 紙』作品社
(画像なし)

私はどうも和紙が好きらしい。津村節子の和傘の話、芝木好子の「和紙を漉く町」、安倍永四郎の正倉院の雁皮紙の話、などにはため息が出そうになる。3月には独り岐阜県に行き美濃の紙漉きを体験した。寿岳文章は4月にひとつ読んだ。

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