2010年9月1日水曜日

日本文学全集を読みきった男

異常なまでの猛暑に大いに苛まれており、目下の悩み種であります。この酷暑と湿度は集中力を削ぎます。

日本文学全集
作者: 清水 義範
出版社/メーカー: 実業之日本社
発売日: 1992/10
メディア: 単行本


さて、学校の(図書館ではなく)本棚に何気なく置いてあった『日本文学全集』なる本。興味をひかれて見てみれば、作者はなんと清水義範。なんだ短編小説かと予想を裏切られましたが、奇しくも清水義範に再び出合うとは。

清水義範は一回読んだことがありました。(その時は傑作選でした。)だから短編小説だとすぐ分かったのです。

日本の古典(のパロディー)が彼のユーモアに富んだ文で読めるとなれば、勉強に忙しくても読まずにはいられません。けれども、清水義範は、自分でも言っていましたが、濫作で、正直言うとあたりはずれがあったりします。だから彼のファンであるわけではないのですが、それでも読みやすくて、不思議なくらいあっという間に読めてしまうのが魅力です。

本書は、『古事記』から『吾輩は猫である』に至る、日本の名立たる18の文学作品のパロディーだったり、関連したエッセイだったりをつづっています。本書には学校でも扱わない古典が多くあったので、その点が少し勉強になりました。短編を読んで、原典を読んでみたいという作品もありました。

内容が多岐にわたり得られるものが様々です。それが短編の魅力だと思います。

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