ICU祭―第2回書道部作品展が終わりました

先週11月3、4日の土日のICU祭で、書道部の第2回作品展が無事終了した。準備から当日までの模様を、個人的な体験を軸に書こうと思う。

まず特筆しておくべきは、セクション(英語プログラムのクラス)の企画が無かったため、今年は書道一本で、前日と当日の忙しさが大分減った点だ。確かに今年もかなり動いたが、去年の上を下への大騒ぎと比べれば、随分楽だった。

私は今年は結構な数の作品を出したが、早いものは5月、あるいは9月頭の合宿で完成していたものが多く、そうでない作品も、2点はそれでも1週間前には書き終わり、本当に直前まで終わっていなかったのは刻字1点だけだった(この作品についてはまた後日)。つまり数の割には、制作には追われなかった。

問題はどちらかと言うと表装の方だろう。私の作品もそうだが、他のメンバーの作品が多かったり、時間の余裕が無かったりして、直前1週間はぶっ通し表装ウィークだった。毎日練習場所に行った。ただ私に関しては、凝った表装は諦めて思い切って簡素にしてしまったので、去年のように当日早朝から大学で作業ということはなかった。

さて、2日(金)午後の前日準備である。会場が3階か1階かでこうも違うのかと思い知った。去年は3階が会場で、重いパネルを運ぶだけで体力を消耗しきったのだが、今年は1階で、しかも備品の部屋に近かったので、とんでもなく楽だった。私は途中買い物に行ったりと、休む暇もなかったが、とりあえず順調に事は進み、夜8時には準備は大体になり、会場を後にした。メンバーの差し入れてくれた牛丼がうまかった。

帰宅すると、その最後まで残っていた刻字の色塗りを終わらせようと焦っていた。面相筆を使ってちまちまちまちま、延々と何時間も黒を塗る作業は、いつ気が狂ってもおかしくなかった。思ったより時間がかかり、明朝4時前まで粘った。

3時間後、起床。当日である。色塗りを鑑賞に耐えうる程度には仕上げ、ICUに行って足早に諸用を足し、また部屋に戻ってきてあたふたと準備をしていたら、両親が来た。早い…。まだ準備中だからそこで相手はしていられなかった。その後、結局いくつか中途半端なまま再び大学に。もう10時半だった。あとは会場で事務的作業をし、やっと解放されたと感じられたのは昼頃だった。シャワーを浴びる時間も無かった。

昼は、両親と中華料理を食べた。

2日目、私は午後3時近くまで大学にいなかった(このことも後日書く)が、戻ってきてからはほぼずっと会場にいて、お客さんの反応を見ていた。

会場の一角

5時過ぎから片付けが始まった。充実していたICU祭も終わりである。みんなのおかげでスムーズに終わり、展示会場は、7時前には何事も無かったかのように元の教室に戻った。非日常が日常に戻っていく感じ、私はこの感覚がかなり好きだ。

その夜、練習場所を共有している華道部の方々と、簡単に打ち上げをした。

会場が1階だったこともあり、去年より多くの方が見に来てくれた(はずだ)。反応は良好で、成功だった。あの忙しい中、みんなよく間に合わせたなあと思う。来年以降のさらなる飛躍を願う。

コメント

このブログの人気の投稿

「書道八段」は大した称号じゃない

「55個の母音を持つ言語」というギネス記録は間違いである

「お腹と背中がくっつくぞ」の勘違い