刻字 「無之以為用」
友人に(ずっと前に)頼まれて、「無用之用」として知られる『老子』の有名な一節を書き、刻った。久しぶりの刻字だ。
「無の以って用を為す」と読む。『老子』の「有之以為利、無之以為用」より。この書体は篆書(てんしょ)と言う。
板はストランドボードという工業製品の建材を利用している。刻字はふつうサクラやカツラ、ケヤキなど、銘木の板にするのが一般的なので、こういう安くて柔らかい板は言うまでもなく刻字として邪道である。けれでもあえてこういう板に刻ることで、作品の持つ雰囲気も意味合いも変わる。
――――
参考・・・今までの刻字
2012年
「へのへのもへじ」
「ノールゴード」
2013年
「華道部」
「食食食食」
「人間の文明」
「氣」
墨書したものの籠字(輪郭を写しとったもの)を板に張る。 |
刻り終えたら紙を剥がして着色。色は初めての緑青。 |
用 為 以 之 無 45×18cm |
「無の以って用を為す」と読む。『老子』の「有之以為利、無之以為用」より。この書体は篆書(てんしょ)と言う。
板はストランドボードという工業製品の建材を利用している。刻字はふつうサクラやカツラ、ケヤキなど、銘木の板にするのが一般的なので、こういう安くて柔らかい板は言うまでもなく刻字として邪道である。けれでもあえてこういう板に刻ることで、作品の持つ雰囲気も意味合いも変わる。
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参考・・・今までの刻字
2012年
「へのへのもへじ」
「ノールゴード」
2013年
「華道部」
「食食食食」
「人間の文明」
「氣」
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