チェンマイ食いまくり歩きまくり記 4日目


21日(日)

今日は友達とお寺に動物園に博物館にマーケットに、一番観光をした日。今日は忙しいですよ! そしてこの記事は長いよ。

くつろぐ

7:30に起きる。起床時間がどんどん日本での生活のそれに近くなっていく。

朝ごはん探検。例の屋台。

左50円。右33円。

目玉焼きのっけごはん(昨日とは具が少し違う)と、きゅうりとかの唐辛子あえ(?)。計25バーツなり。タイの貨幣も、だんだん見分けが付くようになってきた。

きゅうりサラダ、めちゃくちゃ辛い! 辛いだけならまだしも、香草が強烈。さしずめ、きゅうりの食感をした激辛パクチーだ。ちょっとハズレ。

この日は、友達二人と10時に会うことになっている(うち1人はおとといも会った彼女)。それまで宿のリビングでのんびり。


View Chiang Mai Trip 2013/07/18-25 in a larger map(ストリートビューの限界。宿SlowHouseの前まで行けない。この小道を50m行けばあるんです。)

宿には毎日のように人の出入りがあって、出会いがあって別れがある。タイマッサージを習いに来た人もいたし(多いらしい)、数か月の世界一周をまもなく終えるご夫婦も一晩泊まっていった。女性にも人気らしい。会社をやめ世界一周を始めた方。ボランティアに参加しながらアジアを点々としてきた年下の彼女。チェンマイ単発の人は本当に私しかいない。みんなからは本当に面白い話を聞ける。

おしゃべりに花を咲かせていたら、携帯の時計が10時半。うわああ!約束をすっぽかした!

取るものも取りあえず宿を出て、10m歩いて気付いた。僕の携帯はスマートじゃないので、日本時間なのだ。まだ8時半じゃないか。朝は早い。

今日は友達が案内してくれます

10時に、近所の大きいホテルで待ち合わせた。私にはモバイルな連絡手段がないので、会えるか少し不安だったが、1人はどんぴしゃりのタイミングでソンテオ(乗り合いタクシー)から降りてきた。もう1人にも会えた。

おととい気づいたように、タイには眼鏡の人が少なく、女性の眼鏡となると激レアだ。だが今日案内してくれる彼女たちは、なんと二人とも眼鏡である。僕も入れて眼鏡トリオである。ちなみに僕より1、2歳くらい年上。

ワット・プラ・タート・ドイ・ステープに連れて行ってくれるという。チェンマイでも一二を争うほど有名な寺院だ。だが山の頂上にあって、市街地からすごく離れている。車で数十分くらい。

彼女たち、やはり現地の人だからソンテオの乗り方も心得ている。同乗者と割り勘なんかもしちゃう。私1人じゃ、遠いお寺なんてそんなに行きたくない。よそ者はぼられることが多いから。かれこれ48バーツで行けた。(特別安いわけではない?)

ドイ・ステープ

日曜日だからろう、なんて活気だ。入り口はすごい人だ。大型バスなんかも停まっている。観光客だけじゃなくて現地の人もお参りに来るのだ。聞くに、明日とあさっての月火は、仏教の祝日らしく、もっと混むらしい。


View Chiang Mai Trip 2013/07/18-25 in a larger map(山奥に突如活気に湧くところが!入り口だ。)

いやもう大盛況。

入り口を入ります。

目の前に、遥か上まで続く階段が現れた。すげぇ!! 湾曲している。壮麗。荘厳。こんな壮観な階段は見たことがない。写真だと遠近法で短く見えるが、実際はものすごく長い。先がほんとうに小さく見える。天まで届きそうだ。

「すごい」しか出ない。写真の3倍くらいすごい。

とりあえず言葉を尽くしたが、言葉で伝わらないものがある。

階段の歴史を伝える看板。

階段のすぐ左に、薄汚れた看板がある。立ち止まっていろいろ教えてくれた。どうやらこの階段ができたときの写真らしい。看板の下には仏暦の年号らしき๒๔๗๘(2479)の文字。今から77年前ということになる。写真中央で車の前に立つ男性は、当時の百万長者。彼女たちの説明によると、建設の出資者ということでおk?

この看板、教えてくれなければ気づかずに通り過ぎていただろう。地元の人に案内してもらうと深く楽しめる。

本堂への入り口。堂内は土足厳禁。

息を切らして階段を登り、本堂(仏塔)に入る。お参りをするには、蓮の花とろうそくを持って入るらしい。

遠慮して仏塔の写真は撮っていないが、金ピカ、キンキラキンである。

仏塔の周りに設けられた細い回廊を、呪文を唱えながら3周するそうだ。これも1人だったら絶対わからなかった。何をグルグルしているのだろうと不思議に思ったと思う。キンキラキンを眺めて終わりだったと思う。

呪文はアルファベット表記もあるが、さっぱり意味がわからない。とりあえず口の中で当てずっぽうに唱え、あとは心を無にする努力をしてみた。そんな簡単に無にはならない。こちとらきちんと参拝してるんさという、他の観光客に対する優越感が生じてきた。煩悩の塊なのである。

1周は2、30mだと思うが、すごくゆっくりなので時間が結構かかる。まわりがガヤガヤしている中、興奮した精神をしばし落ち着かせる。

3周が終わると、ろうそくを立て、蓮を供える。タイの礼拝のしかたはさすがによく分からなかった。ひざまずいて何回も礼をする。僕はとりあえず日本流に手を合わせ目を閉じてみる。

チェンマイを一望できます。

お土産に仏具

帰るときに、お土産を買った。日本の仏教で言う鈴(りん)を買った。形は同じだが、叩いて鳴らすのではなく、縁を小さいバチでうまく撫でてやると、共鳴して綺麗な音を出す。使い道はないけど、その音の綺麗さに欲しくなった。二人に値引きしてもらって380バーツ(1250円)。真鍮製。高い買い物になったけど、いい買い物だと思っている。同じ店で亀の置物も買ってしまった。こちらも真鍮らしき金属製で、サンスクリット(?)でおめでたい言葉が体中に彫られている。5センチくらいの小さいので、250バーツ。亀好きです。

それにしても友達の二人、店のおばちゃんと話す話す。おばちゃんは紫の眉を引いた人のよさそうな落ち着いた感じの人。要所要所友達が翻訳して、これは真鍮製だよとか、この亀はこうして使うといいよとか、教えてくれる。いやあ、ためになりますためになります。

帰りに買ったタイソーセージ。昼飯代わり。20センチくらいあります。
中に米が詰まっていて、普通のソーセージ並みにうまい!! なにこれ大好き!

チェンマイ動物園

行きのソンテオで、この次はチェンマイ動物園に行くことになっていた。帰り道にある。

チェンマイ動物園

外国人は高いチケットを買わされるので、しゃべらないでタイ人のふりをしていて、と二人に言われた。私は眼鏡をはずしてみた。タイ人になりきるには眼鏡は邪魔なのだ。70バーツ。

暑い。

時刻は1時半である。入って早々気力が失せてきた。動物園、もうどうでもよくなってきた。なにせ坂ばかりなのだ。しかも急。(多摩動物公園よりひどい。)そしてこのカンカン照りと来た。

暑さのせいで動物園の記憶があまり無いが、写真で記憶を呼び起こそう。

カバ(の背中)です。

ゾウはもちろんいます。

中に入って遊べます。遊ばなかったけど。

カメです。

しばらくカメをお楽しみください。

この動物園は水族館もある。別途料金が必要で入らなかったけど、その入り口に(なぜかわからないけど)ミニチュア模型がたくさん。昔のタイの暮らしや、伝統料理や、建物など真面目なものから、日本のアニメまで、2、30個のケース。

大集合。

友達からランブータンの差し入れ。のどが渇いてたから、うれしい!

水族館のあとからは、完全にバテた。でも二人は元気だ。1人なんかはエネルギー全開で、坂道を走っちゃってる。疲れというものを知らないのか。彼女は来年からは看護師である。疲れているこちらの男がすたる。

ショー。笑いは言葉の壁を超える。

最後はショー。コメディ仕立てで、タイ語が分からなくても笑える。

なんだかんだでほぼ一周してしまったみたいで、 歩きまわったのでもうぐったり。汗ダラダラ。

向かいのアイスクリーム屋。

動物園の向かいにアイスクリーム屋がある。椅子とテーブルもある。最高です。体力回復した。

ラーンナー博物館とサンデーマーケット

4時50分、動物園を出て、宿にいったん戻ると、今度はサンデーマーケットに連れて行ってくれた。

毎週日曜日夜、何百もの屋台がところ狭しと並ぶ。サタデーマーケットよりでかい。これは前のチェンマイのときにも来た。とにかくでかい。

でもマーケットに直行しないで、彼女たち、なんか違う方向に歩いて行く。Lanna Folklife Museumとな?


うおぉ、こんなところ、『地球の歩き方』には載っていなかった。ラーンナー民族博物館。僕が博物館好きでよかった。(じゃなきゃ暇する。)

ラーンナーの建物や、行事や、文字資料などなどが展示されている。僕はひたすら二人の説明を聞く。全部は理解できなかったけど(ごめん!)、すごく勉強になる。なんか二人ともラーンナーの伝統を誇りに思っているような気がする。

入館料を取るので、きれいで、冷房が効いていて、途中からガイドみたいなお姉さんがいろいろ説明してくれる。人はほぼ僕たちだけ。

あとこのとき、友達がもう一人来てくれた。サプライズ。誘ってたなら早く言ってよー。で、その代わり一人がここでお別れ。ありがとう!

サンデーマーケット、まずはアイス。

サンデーマーケットではTシャツをひとつ買った。でもそんなに書くことはありません。やっぱり人の熱気がすごいってのはある。7時、食べ物の屋台が集まった一角で軽い晩ごはん。パッタイ。麺料理で、炒めた卵やモヤシやらが入っている。麺は見た目輪ゴムそのものなんだけど、おいしい。

パッタイ

6時半から8時くらいまで。友達の二人とは帰る方向が違うので、ここでお別れ。本当にありがとう。

宿に戻ったのは8時45分。本当に詰まった1日で疲れた。連れ回されたという表現がしっくりくる。

でも意外と歩いていないんだな。11878歩。2万歩くらい歩いてるかと思った。

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