中国旅行 最終日 グルメとタワー

昼間に豫園に行った。豫園は16世紀に個人が所有した庭園で、いまでは上海の有名な観光名所になっている。豫園の周りには、上海老街の通りをはじめ工芸品や土産物を売る店が立ち並んでいる。赤い柱に白い壁、先のとんがった黒い瓦屋根という古い建築様式で、あたりが統一されている。とても雰囲気がある。

豫園のもっとも繁華な一角に、南翔小籠という小籠包の有名店がある。今日は月曜日だが、1階のテイクオフは行列ができていて、2階の椅子席もほぼ常に満席だった。

ここで蟹肉小籠という、カニ肉の小籠包(1籠25元)をいただいた。近くの大衆食堂で食べた10元の小籠包と比べて、風味も少し違うし、何しろすごくみずみずしかった。


午後は、浦東(プードン)地区にはじめて足を踏み入れ、豪華な晩餐と摩天楼見物を楽しんで来た。浦東は、上海市街地を流れる川の東側の地区のことで、あの有名な東方明珠塔と高層ビル群があるところだ。僕が基本的に動き回っていたのは、川の西側、浦西(プーシー)だ。

老上海8号餐厅というレストランで、上海蟹以来の豪華な食事をした。が、1人で行くような雰囲気ではなくたいへん気まずかった。高級な中華料理店は、席が丸テーブルなので、普通は複数人で来るのが一般的なのだと思う。1人で食べていると、黙って食べることしかできないし、ウェイターの人が始終見守ってくれているので、気まずい。

まあそれはいいとして、昨日宿の人が勧めてくれた腌笃鲜(イェンドゥシエン)という煮込み料理が、季節のものらしく今日は置いていなかった。そのかわり頼んだのは、揚州煮干丝というあっさりした麺(?)と、红焼肉といううまい角煮に、点心として春巻、そしてプーアル茶。もちろんどれも美味だったが、今度来るときはぜひ誰かと一緒に来るべきだと思った。

食事が終わる頃には日もすっかり落ち、摩天楼のライトアップが綺麗に見える頃になった。しかし問題は、今日の天気が良くなく、霧がかかっていて視界が効かないのだ。東方明珠塔も林立するビルも、霧の中に消えててっぺんまで見ることができない。これでは展望台に登っても夜景は期待できまい。上海グローバル金融センターの展望台に登ろうと思っていたが、登るのは諦めた。

しかし、霧がかった浦東もそれはそれで雰囲気があって、つい立ち止まって見とれてしまう。特に東方明珠塔は、下半分しか見えないけれども、近くで見るとその巨大さは圧巻だ。下から見るだけでも満足した気分になれる。

話はそれるが、「東方明珠電視塔」というネーミングも悪くない。日本で初めてその名を聞いたときは、カタカナ語に慣れた日本人の感覚からしてちょっとダサい感じがしたものだが、今本物を目の前にして思えば、その存在感にふさわしい威厳ある名前な気がする。

なにしろ、英語の名前がカッコいいのだ。いわく、Oriental Pearl TV Tower of Shanghai。それに比べてToyko Skytreeという名前は淡白だなあ。

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